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女性の不動産投資 40代の不動産投資
20代、30代女性の不動産投資を過去に見てきました。
20代ではまだまだ貯金を作るのに時間を要していますが、30代になると収入も増え20代の時の貯金があるので不動産投資をするには申し分ないタイミングです。
しかし、手元資金が多くあるからと言って、高額な不動産投資物件を購入するのは差し控えましょうとお話をさせて頂きました。
では、40代女性の不動産投資を今回は見ていきたいと思います。
40代になると
ご結婚されてお子様がいてる方と独身の方では生活スタイルはもちろん、預貯金にも違いがでてきますよね。
なので、双方のケースで考えてみます。
ご結婚されてお子様がいてる方の場合
20代で結婚し、一人目が28歳でご出産。二人目が30歳でご出産。と仮定します。
ご自身が40歳になった時、お子様の年齢は?
一人目12歳。小学生6年生。
二人目10歳。小学生4年生。です。
下のお子様も小学生の高学年なのである程度は自分でできる年齢ですよね。
今まではパートやアルバイトをしていたけど、会社勤めができるようになってきます。
今は育休や、産休でお休みを取れる環境も整ってきましたので、上記のようなこともないかもしれませんが、ここでは一度退職して、子育てを中心にされてきたと仮定しています。
これからお金がかかる子供たち。ご主人の収入を中心に生活をしてきた場合、その家計の中から貯金を作るのはかなり大変ですよね。
ご自身で稼いだお金の一部を貯金できれば良い方ではないでしょうか。
ここからお金を貯めていくにはかなり時間がかかるかと思います。
そのためにもご結婚されるまでに貯めていた貯金を減らさずにお持ちであればよいですが、無い場合ではお子様が生まれた12年前。毎月1万円の貯金をしていれば12万円×12年で144万円。残り156万円を貯めていくなどを考えてみるとよいでしょう。
目標の300万まで毎月2万円を貯金したら約6年半で貯まります。
そうなるとご自身の年齢は46.5歳です。20年先を見て15万円の家賃収入を目指すのはまだ間に合います。
47歳で1件目購入。54歳で2件目購入。61歳で3件目購入。
それまでにお子様の学費等が必要になると思いますが、そこはご主人様に頑張ってもらいましょう。
独身の方の場合
20代、30代とお勤めされている方であれば、ご収入も大きく増えてきているでしょう。
中には、ご自身の住むための家を購入しようかと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この年代の方で家を購入される方からお話を耳にするのは、ご自身の将来を考えて家を購入されているとの事。
それは、将来、ご自身が施設に入って生活することを考えた場合に、住んでいる家を人に貸すことで家賃収入を得て、その家賃で施設の毎月の支払いに充てようか?
はたまた、施設に入る前に売却して、まとまったお金をもって施設に入るか?
そのような先のことを考えて家を購入されています。
この時に「家を人に貸す」このキーワードがでてくるようです。
そのため、立地が良い。人気のエリア。生活至便が良い。など購入するにあたり貸すために条件が良い家を探される傾向にあるようです。
そうなると購入される家の価格は高くなるのは皆さんお分かりいただけると思います。
自分が自由に使える素敵な家に住みたい。
確かにそう思われるかもしれませんが、実際人に貸すことを考えた場合、家賃収入がいかほどになるかです。
例えば2500万円の家を購入したとして、家賃が10万円だとすると
年間120万円の家賃収入がありますが、利回りだと4.8%になります。
投資用物件として考えると低いです。
逆に500万円の物件を3件保有すれば1500万円の支出となりますが、家賃収入が5万円としたら毎月15万円。利回りは12%です。
そして3件保有することで空室リスクの対策もあわせてできるようになります。
ご自身が住むだけの家では「消費」にしかなりますが、
人に貸すことで「投資」へと変わります。
将来のことを考えて家を購入されるならば、複数個保有するうちの1つとしてご自身が住まわれる家を選ばれると無駄がありません。
そして、そこで家賃収入を得ることでご自身の資産が増えてきますので、そのあと余裕があれば、ご自身が住みたい家を購入されるとゆとりある老後の計画が描けるようになると思います。
ただ、自身の年齢を積み重ねていくと金融機関からの借入も難しくなっていくのは事実あります。その辺は考慮しながら進める必要があります。
50代以降の投資は?
私が考えている20年先、30年先を見据えた不動産投資では私が考える家賃収入を得るには難しいご年齢にはなってきます。
しかし、先ほどにも書きました通り、500万円までの不動産投資物件を複数個購入できる方であれば、縦軸での収入を考えず、横軸での収入を考えることができます。
横軸で考えると毎月の収入額が多いため結果的には同様の効果を得ることは期待できます。
しかし、手元資金が貯め切れていない方は無理は禁物です。
それまでに地道にためてきたお金を一気に使うわけなので、ご自身に何かあった時に使えるまとまったお金が無くなります。
堅実なローリスク、ローリターンを期待できる、定期預金や保険商品などを利用されるほうが逆に安定した投資性とゆとりある老後を考えられるのではないかと思います。