top of page
  • 執筆者の写真takayuki

女性の不動産投資。競売入札シミュレーション神戸地裁本庁編③R3.2.16開札




買受可能価額50万円切りました。

さて、今回取り上げるのは「戸建て案件」をチョイス!


神戸地裁本庁

土地が0件・戸建てが11件・マンションが7件で、合計18件の開示です。

前回の公示と比べて2件減りました。

入札物件の期間は、

入札期間は2月3日~2月10日

開札期日は2月16日です。


 

さて、どのような物件か見ていきましょう。

 

今回の物件は、令和2年11月24日開札で「不売」になった案件です。


当時の売却基準価格等は

売却基準価額 810,000円

買受申出保証額 170,000円

買受可能価額 648,000円


今回は、


事件番号 令和02年(ヌ)第13号

売却基準価額 550,000円

買受申出保証額 110,000円

買受可能価額 440,000円


種別:土地

物件番号:8

所在地:神戸市垂水区山手四丁目

地目(登記):宅地

土地面積(登記):33.42m2

用途地域:第一種中高層住居専用地域

建ぺい率:60%

容積率:150%

持分


種別:区分所有建物

物件番号:9

所在地:神戸市垂水区山手四丁目

種類(登記):居宅

構造(登記):木造瓦葺2階建

専有面積(登記):

1階:19.06m2

2階:19.06m2

間取り:

バルコニー面積:不明

管理費等:

敷地利用権:所有権

占有者:債務者・所有者

築年月:昭和41年4月

階:1階と2階

総戸数:2


 

3点セットの見るポイント

 

■物件明細書より

・買受人が負担することとなる他人の権利より

【物件番号8,9】

なし

・物件の占有状況等に関する特記事項より

【物件番号9】

本件所有者が占有している。

・その他買受の参考となる事項より

【物件番号1】

本件土地の一部は通路(私道)として利用されている。

※本件土地は他人も通行する通路として利用されているということです。


■現況調査報告書より

1.建物所有者が本建物を空家の状態で占有している。

2.本土地の南側約6.5mは私道敷地として提供されている。


※関係人の陳述等より


関係人の陳述はありませんでした。



※執行官の意見より

1.北側隣接地とは5m程高い位置にあり、その段差部分にはコンクリートの擁壁が設置されている。

2.公衆用道路から本件土地への出入りのためには階段を利用するしかなく、乗用車による出入りはできない。

3.建物の外壁には大きなクラックの補修跡が散見でき、建物内部の土壁も一部が剥離しているほか、かなりの傾きを感じられるなど躯体事態に損傷が生じている可能性が高いものと思料される。

4.建物内部に日常生活に必要な動産類は一切存在していなかったので、占有者及び占有状況は記載の通りと思料した。


□室内写真等より

1.2階建ての連棟式建物(2戸1)で、間取りは2LDKとなっています。

2.外観写真からも老朽化が進んでいる様子が窺えます。

3.室内の様子では、一部ゴミのようなものが落ちていますが、生活に必要な荷物はすでに搬出されて時間が経過している様子が窺えます。

4.写真を見る限りでは、流し台、浴室、トイレは近年入れ替えもされた様子が窺え、そのまま利用できそうな感じがします。

5.写真からは建物の傾きがあるかは不明。現地にて確認が必要です。



■評価書より

・最寄駅から約750m。徒歩約10分です。

・本件土地は階段途中から横へ入った私道沿いにあり、車両の乗り入れは不可。土地周辺は北西側へ傾斜しており、北西側はコンクリート(もしくは石積み)擁壁となっている。

・上水道は前面道路に本管はなく私設管が存する。

・経済的耐用年数は、ほぼ満了していると記載がある。

・接面道路の状況は、南東側約1.5m私道(建築基準法上の道路ではない)となっている。

・建物は老朽化し歪みがみられる。外壁に亀裂があるほか、床や壁にはがれ、汚れ、シミなどがあり、床も不安定な状態である。

・接道状況などから再建築などは困難であると思われる。

・評価算定の基準額が土地、建物の合計で約169万円となっています。

・評価人の算定額がないため近隣の賃料にて算出。約4万円/月です。年間だと48万円となります。


 

投資シミュレーション

 

それでは、売却基準価額より先ほどまでの事例を含めて見ていきたいと思います。

売却基準価額が55万円です。

家賃収入が6万円で計算します。年間で72万円となります。

計算式1【売却基準価額での計算】

48万円÷55万円×100=87.27%(表面利回り)となりました。

続いて、基準額での価格を基に計算しています。

約169万円

計算式2【基準額での計算】

48万円÷169万円×100=28.40%(表面利回り)となりました。


計算式3【計算式2より2割減で求める計算】

48万円÷135万円×100=35.55%(表面利回り)となりました。


計算式2と3は前回と同じ計算式となっています。



 

入札時のワンポイント

 

前回のコメントでも書いていますが、


ヘビーです。


出口戦略がやはり思い浮かびません。


買受可能価額が50万円を切ってきたので、安さで入札される方がでてくるかも?


ですが、やはり私は、入札見送りです。


三回目になれば、さらに価格が安くなるので、その時は考えてもいいかな?

 

本ブログのコンセプト

 

このブログでは、女性のための不動産投資を目的とした競売入札による物件のシミュレーションをしています。


男性と女性では、女性の方が様々なイベント(結婚、出産、一人での生活etc)で不安定に陥る可能性があります。


そんな女性の方の安心できる投資として「不動産投資をご紹介しています」


不動産投資はお金がないとできない?


高額なお金がかかる?


騙されてる?


信用できない?


わからない?


初めて始めるビギナーさんへ向けてが当サイトのプランニングです。


コンセプトは簡単です。3つだけ。


1.女性のための不動産投資

2.500万円以下の不動産投資物件を購入

3.競売を利用した市場よりも安い価格で物件を購入(利回りUP)


これにより20年~30年先で毎月の家賃収入で将来の収入の不安を解消するお手伝いをしております。


女性だからこその目線がこの不動産投資物件には有効に働きます。


多くの女性の皆様の将来の幸せを心よりお祈り申し上げます。



閲覧数:10回0件のコメント
記事: Blog2_Post
bottom of page